何度も書くようで申し訳ないですが、犬の吠えに悩まされる人は、本当に多い。

だが、以外と自分の犬が、どんなときに吠え、どうしたら吠え止むのか?

知らなかったり、理解していなかったりする。

 

自分の対応が良くないと理解し、飼い主さん自身の行動が変わり、犬も落ち着くこともあれば、

飼い主さんがいくら頑張っても、興奮を鎮められない犬もいる。

 

大抵の犬が吠えてしまう理由は、「怖い」という感情からだと思います。

また、好奇心がある犬であれば、「ねぇねぇ、君誰?匂い嗅がせてよ?!」と自分勝手な感情を押し付けようとしている場合もある。

 

そんな犬たちをどうやったら、落ち着かせられるのか?

方法は本当に色々あると思います。

 

根本的な原因として、

①運動不足

②社会化不足

③ルールの認識不測

などが挙げられると思います。

 

運動が不足すれば、当然のことですが、吠えやすくなります。

散歩などに行かなければ、エネルギーが有り余っている状態なので、ちょっとしたことで敏感に吠えてしまうことは、ままあると思います。

 

また、社会化期に様々な刺激に慣れることがないと、成犬になってから穏やかに散歩させようとしても、難しいことでしょう。

※時間と根気が必要です。それをする前に、諦めてしまう飼い主さんもいます。)

 

ルールの認識不測というのは、飼い主さん家族での決め事を、しっかりと理解していないことによって、

「吠えた方が、怖い存在が早くいなくなる」 「吠えた方が早く公園に行ける。」と勘違いしてしまうことから、

吠え止むことが出来なくなってしまうようなことを言います。

 

これ全てが、犬だけの原因ではありません。

運動不足は、正直飼い主さんが早めに起きたり、自分の趣味の時間を削ったり、

犬のお散歩代行を使うことで、解消することが出来ます。

ですが、これを選択できる人は、あまり多くありません

 

確かに、現代人は忙しい人ばかりだと思います。

ですが、休日の競馬やオートレース、犬のトレーニングをするより大切ですか?

あなたが趣味の没頭している間、犬は暇そうにお家で寝ていませんか?

その状態で、散歩中、穏やかにお散歩しろと?

 

正直に言いましょう。

無理です!

だって、自分が丸々1週間、外にも出れず、テレビもインターネットも、音楽も本も人との会話もなかったら?

あなたなら、どうですか?

 

そんな経験をした後、外に出れたら、楽しくて仕方ないと思いますよ。

 

だから、犬との散歩の時間は大事なのです。

犬にとっては、外の世界とつながり、あなたとの関係性を深めるために、本当に貴重な時間なのです。

 

 

社会化不足は言うまでもありませんね。

子供に慣れて置けばよかったことなど、人だっていくらだってあると思います。

 

小川は何度も言うように、ゴキ○リが苦手です。

ですが、子供の頃に家族の誰もが、彼らに対して恐怖感を持っていなかったら、今彼らに対して、そんなに怖がるでしょうか?

もしかしたら多少怖がるかもしれませんが、心臓がバクバク音を立て息を潜めるような、情けない姿は見せていないと思います。

 

それだけ、子犬の頃の経験は大事なのです。

ですが、その社会化も行い続けなければなりません。

現に小川は最近、ムカデを玄関を出てすぐ、アパートの通路で見かけたとき、一度家の中に戻りました・・・。

子供の頃は、触ったりはしませんでしたが、あんなに怖がることはありませんでした!

本当ですよ?!

 

慣れているものでも、慣れ続けるためには、生涯社会化を行わなければならないのです。

一度慣れたら、「はい、おしまい。」ではないのです。

 

 

ルールに関してですが、これは人が本当に気をつけなくてはなりません。

HundMondでは、多くの飼い主様に、「散歩中、引っ張ったら、止まってください。そして、アイコンタクトが取れたり、リードが緩んだら、お散歩を再開してください。」と伝えています。

これは、曲がり角などで犬の安全を確保するためでもありますし、犬に外でのルールを理解してもらうためです。

 

「リードが張ったら、一度止まる。パパやママのことを気にかける。」ということが出来ていないと、

車や自転車、他の犬や人、ビニールのガザガザ音、走っている人の足音、

話し声や風に舞う葉っぱ、などに興奮して、追いかけたり、吠えたりしてしまいます。

 

 

理解できていないと、必要以上に追いかけようとしたり、吠えてしまったりするのですが、そこに近づくことは出来ません。

出来ないので、さらにストレスが溜まり、イライラする。

イライラして、また追いかけようとしたり、吠えてしまう。

こんな悪循環に陥ってしまいます。

 

これを回避するには、犬にその刺激になるものを見せないようにしたり、追いかけたり吠えたりしないように、向いている方向を変えたりすることが重要です。

目の前に嫌な刺激があれば、興奮してしまうのは人も同じです。

 

以前、お散歩代行で、屋外でゴキ○リを見かけたとき、特に驚きはしませんでした。

もちろん、近づいてきたら嫌だなぁ、とは思いましたが、その程度です。

なぜなら、3mほど離れていたからです。

 

ですが、これが家の中なら、3m離れていてもきっとビビッていたでしょう・・・。

状況によっては、同じ距離でも大丈夫だったり、苦手意識を持ってしまう、良い例かと思います。

 

犬も同じです。

ドッグトレーナー養成校に通っていた頃読んでいた本を、最近読み返す機会があり、それを見て再確認することが出来ました。

 

その本には、ある犬が噛み付いてしまうまでの過程が書かれていました。

 

その犬は、自分の食器に人が近づくと緊張してしまうという犬です。

ですが、近づくだけでは警戒したり、うなり声を出すという行動をしていました。

しかし、ある日見知らぬ人がその犬を撫でようとしたとき、突然噛んでしまったと言う話です。

 

次のページにグラフで説明があり、これを見ると簡単に納得できます。

ものすごく簡単に説明すると、

食器に近づく+知らない人が近づく+その人が接近する+触られようとする(手の接近)、といった、

その犬にとって、苦手なものが一度に押し寄せてきてしまったことが原因だったのです。

 

 

吠えも同じではないでしょうか?

吠えてしまう原因となる刺激は、一つではありません。

ですが、一つ一つだけなら吠えない刺激でも、それが4個も5個も重なれば?

当然吠えてしまいます。

 

小川のゴキ○リの例も同じです。

ちょっとシチュエーションが違うだけで、簡単に落ち着けるのに、

家の中+3m以内にいる+寝る前でリラックスモードだった=パニックになる!

となり、慌ててスリッパで叩きまくって、逃げられたのは、もう十年以上前の話です・・・。

 

ですが、これが

屋外+3mほど離れている+朝の明るい時間帯=あまり気にせず、通り過ぎられる。

となります。

 

 

あなたの犬が何かに吠えてしまうとき、それはどんな物で、どんな時ですか?

吠えてしまう刺激との距離は?

時間帯は?

犬の疲れ具合は?

あなたの対応は?

それまでに、どんな経験を積んで来ているのか?

などなど、多くのことが複雑に絡み合って、吠えてしまうのです。

 

犬の吠えは、犬だけの責任でも、あなただけの責任でもありません。

一緒に乗り越えていくべき、課題なのです。

 

その先に、のんびりと穏やかに過ごす、豊かな生活があると思います。

 

 

参考文献:『ザ・カルチャークラッシュ』著:ジーン・ドナルドソン

 

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HundMond(フントモント)  小川 竜太郎  

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