皆様、こんばんは。 小川です。

本日は、「高齢の方が犬のしつけで気をつけて欲しいこと②」です。

○引っ張り

引っ張りの問題は、多くの方に経験があるかと思います。

何故犬は、引っ張ってしまうのでしょうか?

それは、リードをつけているからです。

「いやいや、リードつけなきゃ、大変なことになるよ!」と思うでしょう。

確かに日本では、ノーリードは禁止されています。

ですが、リードがあるから、引っ張るという問題が起こるのも確かです。

その他の原因としては、単純に犬の歩行スピードが人より速いから。

散歩に出た際、人には理解出来ない、魅力的な匂いが犬には分かるため。

リードで引っ張られることにより、体のバランスを取ろうとして、更に引っ張る。などがあります。

では、これをどう解消するのか?

方法は色々あります。

・リードが張りそうになったら、呼び戻す。

・アイコンタクトを交わす。

・人の横につくように、しつけをする。

・リードが張ったら、足を止め、犬が側に来るまで待つ。

・おやつで、人の側にくるように誘導する。 などです。

人や犬の性格、周囲の環境、引っ張りの原因によって、方法は変えても良いでしょう。

その方法を探すのも、犬を飼う楽しみの一つかも知れません。

しかし、散歩の際、高齢の方が散歩していたら?

犬の力に負け、転んでしまうと怪我の恐れがあります。

例えば、前方に転んでしまうと、手をつくかと思います。

そうなると、手首の骨や肩の骨を骨折する可能性があります。

(橈骨遠位端骨折・上腕骨近位端骨折)

年をとると、骨がもろくなるのは、皆さんご存知かと思います。

若い方であれば、すりむいたり、捻挫するくらいですむかも知れません。

むしろ、転ぶことがないかも知れません。

しかし、転んだことによって、日常生活に支障が出るほどの影響が起こりやすいのが、ご高齢の方です。

また、視野が狭くなっているため、壁にぶつかる可能性もあります。

(壁にぶつかり、前歯を折ったことのある人もいます。)

リードを引っ張った結果、周りの方を巻き込んでしまう可能性もあります。

ピンと張ったリードの間に自転車に乗った人が来たら、どうでしょう?

前につんのめって、大怪我を負うかも知れません。

(高齢になると、耳も遠くなることがあるので、周囲の確認が上手くできないこともあります。

そうすると、上記の危険性はさらに高くなります。)

そうならないよう、常にリードたるんだ状態で、散歩出来るようにしましょう!

では、ご高齢の方が、引っ張りを治すとしたら、どんな方法で治していきましょう?

高齢になると、感覚や身体機能が鈍くなります。

それらは仕方ないことですが、それらを踏まえたしつけをすると上手くいくかも知れません。

もちろん人や犬の性格などによって、トレーニングは変えるべきとは思いますが、

ご高齢の方が教えるのであれば、ヒールウォークの練習が良いかと思います。

人の横をついて歩くしつけです。

おやつや好きな玩具などを用いて、「人の横について歩くと、良い事がある!」と犬に理解させていきます。

また、アイコンタクトをこまめにとることによって、「引っ張るよりも、人に注目していると、楽しいことがあるよ!」と理解させるのも良いかも知れません。

呼び戻し(リコール)をしっかりと覚えさせるのも、良いかも知れませんが、これやヒールウォークが完璧に出来たら、もはやリードは要りませんね!

すぐには完璧には出来ませんが、しっかりと回数を重ねることで、だんだんと上手になっていきます。

リードに頼らない散歩、してみませんか?

HundMond(フントモント)ドッグトレーナー:小川竜太郎

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